2018.01.01

昨年は徳洲会グループ外への販売も始まり、今期の礎となりました。また、AI(人工知能)の基盤インフラを整え、開発できる環境となりました。1100万人を超える患者データを集約した徳洲会メディカルデータベースを管理させていただいている我が社の責任の重さを実感し、日本の医療変革の一助となるように努力したいと思っています。

医療ビッグデータを用いたAIがもたらす影響は広く期待されていますが、国内における医療AI開発は、まだ世界に遅れをとっているように思えるのは私だけでしょうか。今年度は徳洲会グループの新版電子カルテがほぼすべての病院に整備されます。より巨大になる医療データベースと医療AIの活用を具体的に試行できるように開発者の育成に注力したいと思います。 また、長年の懸案であった個人カルテ(PHR)についても個人検診カルテの開発から着手したいと考えています。グループを超えた日本の医療の変革を少しでも当社が担えるように未来に向けた準備を実践していく所存であります。

具体的には、

  1. 医薬品販売管理システムの運用開始
  2. 診断・治療における医療アシストAIの試行
  3. ドック検診データの標準化及び個人検診カルテの構築
  4. 外販に向けての体制枠の拡大を念頭におき、
  5. 継続課題の⑤電子カルテの新規導入・更新
  6. グループコミュニケーションを充実させ遠隔診療支援システムの構築
  7. 導入・保守・インフラ体制の充実
  8. ホームページ受注の拡大に伴う体制強化などに加えて、
  9. PACSのバックアップシステムの見直し
  10. 病院運営管理ツール(略BIツール)の新版開発
  11. 人事給与システムの機能強化

などを手掛けていく方針であります。

迎えるべき未来にむけて日本の新しい医療体制を構築、支援できるように職員一同、全力で頑張っていきたいと思っております。皆様方の更なるご指導をよろしくお願いいたします。

代表取締役社長 尾﨑 勝彦