2019年 年頭所感
2019.01.01
2019年は医療分野でAI(人工知能)の開発がより一層進展する年になり、近々に実用化される技術も出てくると予想されます。当社も内視鏡診断支援や胸部画像読影支援など他社とのコラボレーション開発を昨年から継続していますが、電子カルテのテキストデータや画像読影所見などの構造化や検査データ、診療情報、文献データなども総合的に分析し、最適な診断や治療選択を支援するAiカルテ構想を具現化していきたいと考えております。健診のPHR(個人カルテ)も本年稼働を予定しており、次世代の病院医療システムが少しずつ見えてきました。
当社は創立10年を迎え当初の目的であった電子カルテ、コードの統一もほぼ達成し、これからの10年の目標は、患者様に最善な医療を提供できるようにAiカルテ構想を軸に考えていきたいと思っています。また、いつでも、どこでも、だれでもの観点からは離島の遠隔診療を本年中に実現し、親切・安心の観点からは読影所見や検査結果が確実に伝えられる仕組みも本年中には確立したいと考えています。
具体的には、
- AI部門の確立
- AI他社とのコラボレーション研究の実践
- ドック検診データの標準化及び個人健診カルテ(PHR)の稼働
- 外販向けのソリューション開発と販売
- 各病院の電子カルテ更新とネットワークの充実
- グループコミュニケーションを充実させ遠隔診療支援システムの実践
- 導入・保守・インフラ体制の充実
- ホームページ受注の拡大に伴う体制強化などに加えて、
- PACSのバックアップ病院の増加
- 病院運営管理ツール(略BIツール)の充実
- 人事給与システムの機能強化
などを手掛け事務所も拡張していく予定であります。
未来は、すでに始まっています環境の変化は否が応でも受け入れなければ生き延びることはできません。当社の生存が許されるのは変化の最前線にいることが必然と考えています。グループから外販へ日本から世界へと医療の変革を少しでも当社が担えるように未来に向けて職員一同、全力で頑張っていきたいと思っております。皆様方の更なるご指導をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 尾﨑 勝彦