2020年 年頭所感
2020.01.01
昨年は、当社も10周年を迎えることができ皆様に感謝申し上げます。
本年はAI(人工知能)の実用化もより一層進み、医療分野での実用化も目前に迫っています。通信においても5Gが普及することで新たなネットワーク技術も出てくると予想されます。当社も新しい通信インフラを利用したスマホアプリの開発にも着手したいと考えています。内視鏡診断支援や胸部画像読影支援など他社とのコラボレーションも継続すると共に、電子カルテのテキストデータや画像読影所見などの構造化や検査データ、診療情報なども効率的に抽出、クリーニングできるシステムの構築を行い、統計・分析がスムーズに行えるようにしていきたいと考えております。また、材料管理システムのRACTIS稼働も予定しており、これでグループ内の薬剤・材料システムの構築が完了する見込みです。
健診のPHR(個人カルテ)も本年度利用者様にも展開を予定しており、次世代の病院医療システムが少しずつ見えてきました。患者様に最善の医療を提供できるAiカルテ構想の実現に向かって未来を切り開いていきたいと考えています。
具体的には、
- AI受付の実用化
- 他社とのAIコラボレーション研究の継続
- ドック健診カルテ(PHR)のシステム始動
- 次世代ネットワークの試案作成
- グループコミュニケーションシステムの実用化とインフラ整備
- 社内開発システムの保守・インフラ体制の充実
- ホームページ受注の拡大及び保守の体制強化
- スマホアプリ開発環境の構築
- グループ外への電子カルテの導入、システム開発と販売及びコンサルテーションの確立
- 働き方改革に伴う人事給与システムの機能強化
なども行っていく予定であります。
次の10年は、すでに始まっています。時代環境の変化はとても早く、そのスピードについていくことを心掛け、変化の最前線にいることを自覚できるようにしたいと思っています。医療の変革を当社から発信できるように未来に向けて社員一同、全力で頑張っていきたいと思っております。皆様方の更なるご指導をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 尾﨑 勝彦