2021.01.01

皆様のおかげで昨年11年目を迎え、新たなステージのスタートをきれたことに感謝申し上げます。

本年初頭は昨年からの新型コロナウィルスの影響で社会活動の制限が余儀なくされていますが、医療分野でのAI(人工知能)の実装化が目前に迫っています。加えてコロナ後を踏まえた新たな社会変貌が始まる年でもあります。通信においては5Gが普及する中、医療への応用はまだ先になるかもしれません。当社も新たなチャットアプリを利用した職員間の情報インフラの整備やリモート環境、セキュリティ強化にも力を入れたいと考えています。実装化されると思われるAIによる内視鏡診断支援や胸部画像読影支援なども病院現場に取り入れられるように環境整備を進めたいと考えています。パートナーシップを結ぶ企業とのコラボレーションも一部実装化され、更なる強化に向けて準備すると共に、当社独自で電子カルテのテキストデータや読影所見などの構造化にも力を注ぎ、構造化された検査、診療情報などと共に抽出、クリーニング、統計・分析がスムーズに行えるようにしていきたいと考えています。

また、材料管理システムのRACTISが稼働し、グループ内の薬剤・材料システムの構築が完了しましたが、新たに食材を含んだ総合トータルシステムへと発展させていきたいと思っています。健診のPHR(個人カルテ)を足がかりに患者様のカルテを患者様に管理していただく次世代のカルテシステムを考えたいと思っています。数年前からDX(Digital Transformation)は社会を変化させてきましたが、コロナ後の社会変貌は急激な対応を迫られることを覚悟し、最善の医療を提供できるDXを目指して未来を切り開いていきたいと考えています。

具体的には、

  1. 顔認証システムの実装化 
  2. 他社とのコラボレーションシステムの実装化の強化
  3. 問診システムの試験導入及び問診AIの開発
  4. 次世代ネットワーク・リモート環境の志向 
  5. グループコミュニケーションシステムの実装化とインフラ整備 
  6. 社内開発システムの保守・インフラ体制の充実
  7. ホームページ受注の拡大及びe-learningコンテンツの構築
  8. スマホアプリ開発の多様化
  9. グループ外への電子カルテの導入、システム開発と販売及びコンサルテーションの確立
  10. 勤怠管理を付加した人事給与システムの機能充実 
  11. データベース研究の拡大

なども行っていく予定であります。

未来は、今日の積み重ねで実現します。今の変化を的確に把握し未来を先取りしていくことを心掛け、社員が変化の最前線で働いている喜びを自覚できるようにしたいと思っています。未来の医療をITの力で変革し、患者様に最善の医療を提供できるように社員一同、全力で頑張っていきたいと思っています。皆様方の更なるご指導をよろしくお願いいたします。

代表取締役社長 尾﨑 勝彦