2023年 年頭所感
2023.01.01
皆様のおかげで、長く続いたコロナ禍におきましても順調に業務を遂行できましたことを心から感謝申し上げます。
コロナ前には戻らない新たな社会環境の中、本年はPOSTコロナにむけて走り出そうとしています。社会は変化し続け、変化に応じた新たな社会環境が求められる中、会社の体制もそれに応じた変化が必要とされています。リアリティとデジタルが融合している現社会の中、対面とWEBとのハイブリッド会議が増えると思います。両者の得意性を明確にしていくことも大切なことと考えます。将来、現実世界と仮想空間を融合したメタバース上での会議も行われるようになってくるのではないでしょうか。医療分野では、画像読影AIなどの利用も少しずつ増えてきており、臨床に使用できる環境を整えていく必要があります。当社も開発したチャットアプリを充実させ、職員間のコミュニケーションを円滑にするように努力していきます。徳洲会メディカルデータベースの需要が増加していますが、昨年構築したNCD対応心臓外科手術症例データベースを機に他科データベースの構築にも積極的に取り組みたいと思っています。また、グループ内の既存システムである薬剤・材料システムの統合システムの開発に加え、薬剤の発注から入庫までの完全自動化を目指して注力したいと考えています。昨年、病院を震撼させたランサムウェアの対策、セキュリティ強化が急務と考えますが、諸外国から数年遅れをとっている我が国にとって、スピード感をもって医療DXの推進に努力したいと思っています。
具体的には、
- 問診システムの拡大とスマホへの対応
- 薬剤・材料統合システムの開発
- 患者様用スマホアプリの導入
- グループコミュニケーションツールCHATISの充実
- 社内開発システムの保守・インフラ体制の充実
- ホームページを含む広報システムの拡大及びSNSの応用
- グループ外への電子カルテの導入・コンサルテーションと自社開発製品の導入
- 働き方改革に伴う自動化及びロボット化の試行
- グループ拡張に伴うシステム対応
- 診療行為別データベースの構築
- BIツールのリニューアル
- ワークフロー、資産管理システムの開発
なども行っていく予定であります。
変化していく社会を先取りできるように、また既成概念にとらわれないシステム開発、導入ができるように、社員一同誇りと喜びをもって邁進していきたいと思います。社会に求められ、一人でも多くの患者様に最善の医療を提供できるように社員皆で頑張っていきたいと考えています。皆様方の更なるご指導をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 尾﨑 勝彦