2025.01.01

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年2024年は、医療ITを取り巻く環境が大きく変化し、その可能性と課題がより明確になった一年でした。医療とITの進歩は目覚ましく、特にAIが診断や治療の質の向上に貢献しつつある一方で、ランサムウェアなどのセキュリティ問題は、医療機関におけるIT導入の大きな障壁となっています。

そのような状況下で、我々徳洲会インフォメーションシステムは、医療とITの融合をさらに推し進め、全ての人々へ質の高い医療を提供することを使命とし、2024年もAI、クラウド、IoTなどの先端技術を駆使し、医療環境の整備に取り組んでまいりました。患者様向けアプリ「HOSPA」の機能拡充、コミュニケーションツール「CHATIS」の使用拡大など、具体的な成果を挙げることができました。

また、社内開発システムの保守・インフラ体制の充実や、Webなどを用いた広報活動、グループ外への電子カルテ導入・コンサルテーションなど、多岐にわたるプロジェクトを推進し、医療現場の効率化、医療従事者の負担軽減に貢献できたと思っています。

2025年は、これまでの成果を踏まえ、医療ITの可能性をさらに開花させるべく、新たな挑戦を続けてまいります。特に、昨年末から開発を初めている医療に特化したLLM(大規模言語モデル)を、自社サービスへ積極的に組み込み、業務効率化と医療の質の向上を同時に実現していきたいと考えています。具体的には、以下のような点に注力してまいります。

2025年度の重点目標

  1. 医療特化LLMの活用推進: 開発中の医療特化LLMを「HOSPA」の問診機能や「CHATIS」の問い合わせ対応などにも導入し、患者様や医療従事者の利便性向上、業務効率化を図ります。また、LLMを活用した新たな医療サービスの開発にも取り組みます。
  2. 患者アプリ「HOSPA」の進化: ユーザーインターフェースの改善や、新たな機能の追加を通じて、患者様の医療体験をより豊かにします。特に、後払い会計やオンライン連携を強化し、地域や時間にとらわれない医療アクセスを目指します。
  3. グループ全体のIT基盤強化: 薬剤・材料管理システムや新BIツールの切り替えを完了させ、データに基づいた意思決定を支援します。また、当社開発のワークフローや資産管理システムの導入を推進し、医療現場の業務効率化を図ります。
  4. セキュリティ対策の強化: ランサムウェア対策を含むセキュリティ体制を強化し、患者様の情報と医療機関のシステムを安全に守ります。部門システムの遠隔バックアップやオフライン世代バックアップを充実し、セキュリティ対策を徹底します。
  5. 外部連携の強化: 厚労科研(PMDA、HAIP)、製薬会社等との共同研究を積極的に行い、医療の進歩に貢献します。また、グループ外の医療機関への電子カルテ導入・コンサルテーションを拡大し、加えて自社開発製品の普及も目指します。
  6. 働き方改革の推進: 生成AIなどのテクノロジーを活用し、業務の自動化・効率化を促進します。医療従事者の負担を軽減するとともに、より質の高い医療サービス提供を支援します。
  7. 組織体制の強化: 変化に柔軟に対応できる組織体制を構築し、社員一人ひとりが成長できる環境を整備します。医療特化LLMの開発・活用において、専門知識を持つ人材の育成にも力を入れていきます。
  8. 広報戦略の強化: ホームページやSNSを活用し、当社の取り組みを積極的に発信し、より多くの方々に認知していただくとともに、医療機関との連携を促進します。

これらの目標を達成するため、社員一人ひとりが自身の役割を理解し、全力を尽くして仕事に取り組むことで、当社の理念(使命)を実現することができると確信しております。
本年が皆様にとって、素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

追伸
今回の年頭所感は、gemini-2.0-flash-expを用いて文章を作成しました。

代表取締役社長 尾﨑 勝彦