2026.01.01

新春を迎え、皆様におかれましては輝かしい新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年2025年は、当社にとって「医療AX(AI Transformation)の実装」が本格的に始動した、極めて重要な一年となりました。電子カルテへの生成AI適応をはじめ、画像診断AI利用の拡大、さらには会議録の自動作成など、先端技術を具体的なソリューションとして現場導入することで、医療現場の業務負担軽減や効率化において着実な成果を上げることができました。 また、深刻化するサイバー攻撃の脅威に対し、グループ全体のセキュリティ対策を行い、安全・安心な医療提供体制の根幹を支えるという使命を全ういたしました。

2026年、日本の医療界は大きな転換点を迎えます。本年6月に施行される診療報酬改定では、医療DXの推進や情報の標準化がより一層重視されることとなります。医師の働き方改革が加速する中、テクノロジーによる支援は、もはや効率化の手段ではなく、医療継続のための必須インフラであると確信しております。

本年も、当社は生成AIを中心とした事業展開をさらに加速させ、医療現場へ一層の貢献をしてまいる所存です。具体的には以下を重点目標に掲げ、医療の未来を切り拓いてまいります。

2026年度の重点目標

  1. 医療AX推進体制の更なる深化: マイナ保険証、電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスの全国活用を見据え、情報連携が「医療の質的評価」に直結する時代に対応します。グループ全体の環境構築を加速させ、シームレスな医療AXを実現します。
  2. 基幹業務アプリケーションへの生成AI実装: 人事給与や材料・薬剤の受発注管理など、病院運営を支える業務アプリへ生成AIを統合します。バックオフィス業務を自動化・高度化することで、医療従事者が本来の医療活動に専念できる環境を創出します。
  3. WEBソリューションによる広報・採用戦略の支援: SNS等を活用した戦略的な病院広報を強化し、医療人材の確保に寄与します。また、予約システム等の導入拡大を通じ、患者様の利便性向上と現場の業務効率化を同時に実現します。
  4. 患者アプリ「HOSPA」の進化とCXの向上: UI/UXの抜本的改善に加え、後払い会計やオンライン診療連携を強化します。患者様の「医療体験(CX)」を豊かにし、地域や時間の制約を超えた医療アクセスの提供を目指します。
  5. 強靭なセキュリティ基盤の確立: ランサムウェア等の脅威に対し、部門システムの遠隔バックアップやオフライン世代管理を徹底します。患者様の重要情報と医療インフラを死守する、最高水準のセキュリティ体制を構築します。
  6. 産官学連携と外部展開の加速: 厚労科研(PMDA・HAIP)や製薬企業との共同研究を推進し、医療の進歩に寄与します。また、グループ外への電子カルテ導入・コンサルティングを拡大し、自社開発製品の全国的な普及を図ります。
  7. 変化に強い組織と高度専門人材の育成: 不確実な時代に柔軟に対応できる組織体制を整備します。特に医療特化型LLMの開発・活用を牽引する専門人材の育成に注力し、社員一人ひとりが挑戦し成長できる環境を実現します。
  8. 戦略的ブランディングとステークホルダー連携: 自社メディアやSNSを通じて当社の革新的な取り組みを広く発信します。認知度向上を図るとともに、パートナー企業や医療機関との多角的な連携を促進し、新たな価値を共創します。

これらの目標を達成するため、社員一人ひとりが自身の役割を理解し、全力を尽くして仕事に取り組むことで、当社の理念(使命)を実現することができると確信しております。
本年が皆様にとって、素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

代表取締役社長 髙橋 則之